商品写真の印象は、光の当て方で大きく決まります。同じ商品でも、光が硬いか柔らかいか、どこから当てるかで、安っぽくも高級にも見えます。
ここでは、自然光でも照明機材でも再現できるライティングの基本を、メイン光・レフ板・ディフューザーの役割に分けて説明します。
3つの基本要素
ライティングは、次の3つを押さえると安定します。
- メイン光:商品に当てる主役の光。斜め前から当てると、形と質感が出ます。
- ディフューザー:光を柔らかくする道具。布やトレーシングペーパーでも代用できます。
- レフ板:影を明るく起こす反射板。白い紙や発泡スチロールでも十分役立ちます。
光源は一種類にそろえます。自然光とLEDを混ぜると色がにごり、後から調整しても直しにくくなります。
立体感を出す光の向き
商品を平面的に見せたくないときは、斜め前からの光が基本です。真正面からの光は影が消えてのっぺりしやすく、真横からの光は影が強く出すぎます。
メイン光で片側に影ができたら、反対側にレフ板を置いて影を起こします。影を完全に消すのではなく、適度に残すと立体感が伝わります。
白背景をきれいに飛ばす
白背景にしたいときは、商品に当てる光と背景に当てる光を分けて考えます。背景にも光を当てて明るくすると、商品は適正な明るさのまま背景だけを白くできます。
商品と背景の距離を少し取ると、背景に当てた光が商品に回り込みにくくなり、コントロールしやすくなります。撮影ボックスを使うと、この条件を毎回そろえやすくなります。背景づくりは「商品撮影の背景アイデア」も参考になります。
光沢のある商品の映り込み対策
化粧品やジュエリー、金属など光沢のある商品は、ライトやまわりの景色が映り込みます。映り込み自体は質感を伝える要素でもあるので、消すより「どう映すか」を決めるのがコツです。
ディフューザーで光を面にすると、強い点光源の映り込みがやわらぎます。映したくない角度が決まったら、ライトの位置を少しずつ動かして反射を逃がします。化粧品の撮影は「化粧品撮影の完全ガイド」で詳しく扱っています。
まとめ
ライティングは、斜め前からの柔らかいメイン光と、レフ板での影起こしが基本です。まずは窓際の自然光とレフ板から始めて、白背景や映り込みは光を分けて考えると整えやすくなります。撮影点数が多く品質をそろえたいときは「商品撮影会社をカテゴリから探す」から代行も比較できます。


