楽天市場は国内最大級のECモールで、同じカテゴリに競合が多数います。そのなかで自社商品を選んでもらうには、検索結果に並ぶサムネイル画像が第一関門になります。多くの商品の中で目を引き、クリックしてもらえる画像をつくることが売れ行きを左右します。撮影の基本は「物撮りの完全ガイド」、Amazonとの違いは「Amazon商品撮影ガイド」も参考になります。
楽天市場の画像ガイドライン
楽天市場には、Amazonとは異なる独自のガイドラインがあります。第1画像(サムネイル画像)では、画像内のテキスト占有率を20%以下に抑え、枠線や背景パターンといった過度な装飾は避け、価格表示は入れられません。背景は白でなくても構いませんが、商品が明確に識別できる背景が推奨で、一部カテゴリでは白背景が推奨されます。サイズは700×700px以上・正方形(1:1)が推奨で、最低128×128px、ファイルはJPEGかGIFで2MB以下が目安です。
Amazonとはメインのルールがはっきりと違います。
| 項目 | Amazon | 楽天市場 |
|---|---|---|
| 背景 | 純白(RGB:255,255,255)必須 | 白背景推奨だが必須ではない |
| テキスト | 禁止 | 20%以下で可 |
| 画像サイズ | 2000px以上推奨 | 700px以上推奨 |
| 装飾 | 禁止 | 控えめであれば可 |
楽天市場はAmazonより自由度が高く、テキストや装飾を加えた販促色のある画像をつくれます。最新の基準は楽天の公式ガイドラインで確認してください。
売れるサムネイル画像のポイント
検索結果では小さく表示されるため、何の商品か一目で分かることが第一です。商品を大きく配置し、情報を詰め込みすぎないようにします。テキストを入れられる楽天では、商品の強みを端的に伝えるキャッチコピーも有効です。占有率20%以下を守りつつ、「楽天1位獲得」「送料無料」「〇〇%OFF」「国産・無添加」「レビュー★4.5」といった一言を添えます。
検索結果の中で埋もれないよう、目を引く色使いも意識します。ただし商品の色味が分からなくなるほど派手な装飾は逆効果です。画像がぼやけて暗いと店舗への信頼感まで下がるので、品質の高い撮影でプロらしい印象に仕上げます。同じカテゴリの競合がどんなサムネイルを使っているかを調べ、差別化できる切り口を見つけておきましょう。
商品詳細画像のポイント
サムネイルでクリックされた後は、商品ページの詳細画像で購入を後押しします。複数アングルの商品全体像とサイズ感が分かる比較画像、素材のアップや作り込みが分かるディテール、実際に使っているシーン、寸法図解やカラーバリエーション一覧、セット内容やパッケージの状態をそろえると、購入前の疑問に答えられます。
楽天では画像にテキストや図解を入れられるため、特徴を箇条書きで説明する、ビフォーアフターを比較する、使い方の手順を示す、お客様の声やレビューを引用する、受賞歴やメディア掲載を紹介する、といった表現も可能です。
楽天撮影の費用相場
| 撮影タイプ | 費用目安 | 含まれるもの |
|---|---|---|
| 商品撮影(1カット) | 500円〜2,000円 | 基本撮影・レタッチ |
| サムネイル画像制作 | 3,000円〜10,000円 | 撮影+テキスト入れ |
| 商品1点セット(5〜7枚) | 3,000円〜8,000円 | 物撮り複数カット |
| イメージ撮影(1カット) | 5,000円〜15,000円 | スタイリング込み |
| 商品ページ画像制作 | 10,000円〜50,000円 | 撮影+画像加工一式 |
※楽天市場向けの画像は、テキスト入れやバナー制作など加工費用がかかることが多いです。
楽天撮影会社の選び方
楽天市場のガイドラインを理解し、売れる画像をつくった実績のある会社を選びます。過去の制作事例を確認しておきましょう。楽天向けの画像は撮影後にテキスト入れや装飾を加えることが多いため、撮影から画像加工まで一貫して頼める会社だと効率的です。
売れている競合の画像を分析し、差別化ポイントを提案してくれる会社は心強いパートナーになります。サムネイルのA/Bテスト用に複数パターンを制作してくれる会社もあり、データに基づいた改善ができます。新商品の追加や季節ごとの更新など、継続的な撮影に対応できる体制も確認しておきます。
依頼前の準備
同じカテゴリで売れている商品のサムネイルを10〜20点ほど集め、共通点や傾向を分析しておきます。サムネイルでアピールする商品の強み(USP)を整理しておくと、キャッチコピーのベースになります。撮影する商品をリスト化し、それぞれに必要なカット数や画像加工の有無を決めておきましょう。店舗のブランドイメージ、ターゲット顧客、競合との差別化ポイントを撮影会社と共有すると、より狙いに合った画像をつくれます。
まとめ
楽天市場の商品撮影では、Amazonとは異なるガイドラインのもとで、より自由度の高い画像表現ができます。サムネイルでの第一印象と、詳細画像での説得力の両方を意識して制作するのがポイントです。
会社選びでは、楽天市場の実績、撮影から画像加工までの一貫対応、競合分析のサポートを重点的にチェックしましょう。


