家具・インテリア撮影の特徴
家具やインテリア商品は、サイズが大きく配送も難しいため、ECサイトでは特に写真の重要性が高いカテゴリです。お客様は実物を見ずに購入を決断するため、サイズ感、素材感、実際の使用イメージを正確に伝える必要があります。
また、家具は「空間に置いた時のイメージ」が購買決定に大きく影響します。単体の商品写真だけでなく、コーディネートされた空間での撮影が効果的です。
家具撮影の種類
スタジオ撮影(白背景)
- ECサイトの商品一覧用
- サイズ、形状を正確に伝える
- 切り抜き用の撮影
スタジオ撮影(セット組み)
- モデルルームのようなセットを組んで撮影
- 使用イメージを伝える
- ブランドの世界観を表現
ロケーション撮影
- 実際の住空間で撮影
- よりリアルな使用イメージ
- 自然光を活かした撮影も可能
出張撮影
- ショールームや店舗での撮影
- 大型家具の移動が不要
- 既存の展示を活用
家具タイプ別の撮影ポイント
ソファ・チェア
- 座面の奥行き、高さが伝わるアングル
- クッションの柔らかさ、ボリューム感
- 生地の質感、色味の正確な再現
- 脚のデザイン、座面下の空間
テーブル・デスク
- 天板の素材感(木目、大理石など)
- 高さ、幅、奥行きのサイズ感
- 引き出しや収納がある場合は開けた状態も
- 脚のデザイン、安定感
収納家具
- 扉を開けた状態と閉じた状態
- 内部の仕様、棚板の位置
- 収納力が伝わるよう実際に物を入れた状態も
- 金具、取っ手のディテール
照明器具
- 点灯時と消灯時の両方
- 光の広がり方、明るさ
- シェードの素材感
- サイズ感(人物との比較も有効)
撮影テクニック
サイズ感の伝達
- 人物を入れた撮影でスケールを伝える
- 身近な物との比較(本、観葉植物など)
- 寸法を画像に記載することも検討
素材感の表現
- 木材:木目が美しく見えるライティング
- 布地:質感が伝わる光の当て方
- 金属:光沢のコントロール
- ガラス:透明感と映り込みの調整
空間演出
- 小物でスタイリング(本、グリーン、雑貨)
- 生活感を出しすぎない程度に
- ターゲット層の好みに合わせた演出
費用相場
| 撮影タイプ | 費用目安 | 備考 |
|---|---|---|
| スタジオ白背景(小型) | 2,000〜5,000円/点 | チェア、サイドテーブルなど |
| スタジオ白背景(大型) | 5,000〜15,000円/点 | ソファ、ベッドなど |
| スタジオセット撮影 | 30,000〜100,000円/日 | セット費込み |
| 出張撮影 | 50,000〜150,000円/日 | 交通費別途 |
※大型家具は搬入・搬出の手間もあり、小型商品より単価が高くなります。
撮影会社を選ぶポイント
1. スタジオの広さ
大型家具の撮影には広いスタジオが必要です。天井高も重要なポイントです。
2. セット・小物の有無
イメージ撮影用のセットや小物を保有しているか確認しましょう。レンタルの場合は別途費用がかかります。
3. 搬入・搬出のサポート
大型家具の搬入経路、エレベーターの有無、人員のサポートを確認しましょう。
4. インテリア撮影の実績
家具・インテリアの撮影実績を確認します。空間演出のセンスも重要なポイントです。
出張撮影 vs スタジオ撮影
| 項目 | 出張撮影 | スタジオ撮影 |
|---|---|---|
| 搬送 | 不要 | 必要(費用大) |
| 背景 | 既存空間を活用 | 自由に設定可能 |
| ライティング | 制約あり | 自由にコントロール |
| 費用 | 撮影費+交通費 | 撮影費+搬送費+スタジオ費 |
商品数が多い場合や、ショールームがある場合は出張撮影が効率的です。
撮影前の準備
商品の状態確認
- キズ、汚れのチェック
- 組み立て状態の確認
- クッションのふくらみ調整
撮影スペースの確保
- スタジオ:搬入経路の確認
- 出張:撮影スペースの片付け、照明環境
素材サンプル
- 生地見本、木材サンプルがあれば用意
- カラーバリエーションの撮影計画
まとめ
家具・インテリア撮影は、サイズの大きさと空間演出という独自の課題があります。商品単体の美しさと、実際の使用イメージの両方を伝える撮影が重要です。
大型家具は撮影の難易度が高いため、実績のある撮影会社への依頼をおすすめします。


